2020年3月20日の春分がもう間も無くやってきますが、今日はそのホロスコープを解説します。
今回、Asc蟹座、MC牡羊座ということで、アングルが活動宮です。
ここから1年は非常に世の中の変化や動きが多い1年。
Dsc(ディセンダント)のすぐ近くに冥王星・木星・土星のトリプルコンジャンクションが位置していますが、この辺からこの1年の中で日本の場合、パートナーとなるアメリカや韓国との関係性が激変する可能性があると思っています。
また、諸外国との関係性においても同様です。
このトリプルコンジャンクションは9ハウス魚座海王星、10ハウス牡牛座金星と小三角形を形成しており、
日本特有の美的感性や社会的価値観などを海外にもっと広げていくような取り組みは、先に述べた諸外国との関係性を発展させる上で一つのキーポイントになりそうです。
オリンピックが開催されるか否かが今の所はっきりしないものの、オリンピックは日本の良き文化や価値観を広めることができる機会でもありますね。
しかし国民の意識や感情としては、月が7ハウス水瓶座で10ハウス牡牛座金星とスクエア(90度)をとっていて、何かと落ち着きません。
大きな要因は社会構造の変化だと思います。
先ほども書いたように、10ハウス牡牛座金星はDsc付近のトリプルコンジャンクション(冥王星・土星・木星)にはトライン(120度)をとってはいるものの、月とはハードな要素が目立ちます。
特に、金融的なこと、経済面が大きいと思いますが、現在も新型ウィルスの影響で株価が大幅に下がり、リーマンショック同様かそれ以上の経済的損失が危ぶまれている状況です。
普通に予想してもわかることですが、日本経済も世界経済も今までの形を維持できない状態に見舞われているのですが、
それは山羊座・水瓶座で続いていくトリプルコンジャンクションがずっと物語っているのです。
こういったことが国民の感情や生活にハードな面をもたらすことはこの1年、
予め心しておく必要ありそうです。
今回の図を見て全体的に感じることは、山羊座のトリプルコンジャンクションには火星もついているため、社会的な変化がかなり加速しやすいこと、
そして山羊座と同じく地サインの牡牛座にはこれらとトラインを持つ金星や
変革を意味する天王星が位置しており、「物理的な価値感」「社会構造」
「経済・金融面」での変化に強くエネルギーが働く1年である、という点です。
2020年の春分からは社会的な変化が著しく、Ascが位置する蟹座29度のサビアンシンボルは
「双子の体重を量るミューズ」というテーマが充てがわれています。
何か2つのものを量りバランスをとりながら比較検討し、今までとこれからの価値を統合していくような意味合いがあります。
激しく、動きが多い1年だと予想できますが、そんな中で私たちはこれまでの経験と新しい価値観と世の動きをよく観察し、自分の判断軸を蟹座が持つ直観力も交えて判断していく必要があります。
うまくいけば、私たちは今まで以上に冷静な判断とバランスを落とし込むことができるかもしれません。
ハードな面が目立ちやすい昨今ですが、悪いことばかりではないはず。
個人的にも「動き」が必要であり、「変化」や「スタート」をうまく取り入れる1年にすると良いと思います。
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