以前、TV番組でダイアナ妃の死の真相に迫るコーナーのようなものを見て、
その時はしばしダイアナ妃に思いを馳せました。
今回の記事はその番組を見た後に書き始めたものの、長らく放置してしまい・・・それを復活させるべく書きます。
私は大学の卒業旅行でイタリアとフランスに行ったのですが、パリでダイアナ妃の事故が起こった道路も反対車線でしたがバスで通ったことを思い出します。
フランスは特に私の好みでした。今はあまり海外に行きたい・・・とはそれほど思わなくなってしまったのですが、フランスに関することは特に興味があります。
ダイアナ妃は以前からホロスコープを見て、本当に彼女の数奇な運命がそのまま表れているチャートで、個人的に特にホロスコープリーディングの深遠さを感じるチャートの1つなのですが、今日は彼女のチャートのことを少し書いてみたいと思います。
彼女のチャートは実際の人生と照らし合わせて本当に深く考察できるミステリーに富んだもので、本気で説明しようとするとものすごく長くなってしまいます。
収拾をつけるのも難しい気がするので、とても基本的なパーソナリティの部分と、私が個人的に印象的な部分をなるべく簡潔に述べていきたいと思います。 それでも少し長めにはなるかもです。
ダイアナ元皇太子妃は36歳でお亡くなりになってますので、今の私よりも若くして他界した・・・ということを考えると、なんとなく信じられないような気もします。
彼女は天国に行く時に、何を思ったのでしょうか・・・。
*以下、ダイアナさんと書きます。
ダイアナさんの実家も貴族だったそうです。イギリスの貴族の一家の3女ということでした。
貴族階級の中で「処女であり男性経験がないこと」が当時、王室の嫁を探す際の条件だった、というような情報をTV番組で聞きました。
ダイアナさんの太陽は蟹座です。月は水瓶座。Ascは射手座でMCは天秤座。
Ascはダイアナさんのイメージ(特に外見の)としてスタイルが良く、天真爛漫で自由な印象が私はあるので、まさにぴったりですね。
射手座のAscは若々しい容貌を持ち、背も高めで足も長く、骨格がしっかりした感じであることが多いです。とても健康的な感じ。(スポーティーな雰囲気もあり)陽気で気さくなイメージであることが多いです。
ダイアナさんは世界中で大変な人気がありましたが、これらは例えば後から説明する月・天王星・金星などのアスペクトも関係していると思うことに加え、Ascの雰囲気も関係していると思います。
太陽、月、Ascで見ると、2面性を感じるような雰囲気もあります。
*太陽は蟹座で愛情深く保守的、女性的な感じですが、月やAscでは男性的な思考パターンや行動パターン、自由を好むという相反する雰囲気が常に同時にあるような感じ。
ダイアナさんの太陽は7ハウス蟹座です。
7ハウス太陽は結婚が人生の中でも大きく重要な意味を示すことが多く、パートナーも社会的地位が高い場合があります。
ただし、ルルラブア先生は本の中で、この配置は女性の場合独身である方が有利な場合があり、(自分の太陽を活かす、という意味では納得です)
結婚すると「女性としては最高の栄誉を得られても、人間としての能力は夫を有名にし、成功させるためだけに捧げられてしまう」
と記述しています。
*ルルラブア著 実業之日本社「占星学」より抜粋
結婚により、彼女の太陽がチャールズに反映されてしまうためです。
ダイアナ妃は王室の後継者を産むためだけに迎えられたようなことになり、皇太子には周知の事実、カミラ夫人という別の女性の存在が結婚前からいました。
このことが、彼女の人生を大いに狂わせていき・・・(というか、多分、生まれる前に設定して覚悟して生まれてきたと思いますが)
結婚する前は「将来王妃になる人」として王室にはいったものの、その後思うような愛情あふれる王室一家の幻想は崩れ、心理的葛藤の多い人生へと突入することになります。
この彼女の太陽については、後ほどまた触れますので一度ここで切ります。
この結婚式の時には既にチャールズに対する疑心があり複雑な心境だったようです・・・。
そして、ダイアナさんの月は2ハウス水瓶座です。
革新性というのは彼女が王室に入ってから色々と特にプライベートな生活面で取り入れられたことだと思います。
例えば子供を乳母に任せるのではなくて自分の母乳で育てることや、世間と同じように子供を学校に入学させたこともそれまでの王室にはなかったことです。
私生活において、新しい革新的なことを意識して取り入れていたことは、彼女の月の性質のとてもわかりやすい例だと思います。
しかし、それと同時に彼女のプライベートや発言はしばしばトラブルメーカー的な扱いの要素で報道されてきたようにも思います。
彼女のホロスコープでまず目立つのは、月・金星・天王星で構成されるTスクエアです。
オーブもわりとタイトで綺麗なTスクエアになっています。
ダイアナさんはとてもお綺麗な方でありながらも、どこか親しみを感じる大衆からの人気がありましたが、これらは彼女が持つこのTスクエアが大きく関係していると思います。
Tスクエアはハードアスペクトの一種です。愛情面での葛藤が多いことなども示されることが多々ありますが、金星・天王星・月が絡むと非常に人を惹きつける個性と魅力が大衆の人気を掴みます。
モテる人ですが愛情面での葛藤が大きかった人生を考えると・・・そのままの配置、という感じがします。
ダイアナさんは事故で亡くなる時も、実は一緒にいた男性ではなくて心の中では別のお医者様の男性を愛していたそうなのですが・・・亡くなる直前まで恋愛や愛情面では葛藤があったようです。
そして、やはりダイアナさんと言えば、この最後の瞬間が衝撃的だったわけですが、「死」を示すところは8ハウス。
*8ハウスはそれ以外にも結婚やパートナーとの関係性、財産なども示します。
ダイアナさんの場合、実は8ハウスのカスプはギリギリ蟹座なのです。
(パッと見、獅子座に見えると思いますが)
ということは獅子座はインターセプトとなっており、その反対の水瓶座も同様。
8ハウスは蟹座・獅子座・乙女座にまたがっています。
そして8ハウスには天体も多めですが、ドラゴンヘッドも位置しています。
8ハウスがナチュラルハウスであり、同じく「死」を示す冥王星は事故の要素を示すことがある火星とコンジャンクションです。オーブは5度程度あります。
そして、少し気になるのは・・・この火星・冥王星コンジャンクションは木星とクインカンクス(150度)です。
例えば、木星と冥王星のアスペクトについては別記事でも触れていますが
木星と冥王星の組み合わせから、何か社会的な家柄に関する問題がこの死の真相に複雑に関わっている可能性もあるのでは・・・と思ってしまうのです。
なぜならば、ダイアナさんがもしまた別の男性と結婚して子供を身籠もるとすると、王家の子供に異父兄妹ができることになりますから、それを阻んだ・・・というような可能性もなきにしもあらずかもしれません。
実際、そういう説もあるようですし公に否定されているにせよ、真実を一般の人たちが知ることはできないでしょうから。
ということで、以前少しだけ書き始めて放ったらかしていたものの、とてもミステリーに富んだダイアナさんのチャート記事を再生させてみました。
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