事業企画・計画を考えることを外さない

先日、これから自分の事業を考えている方(将来的には自分で独立した仕事をしたいという希望を持つ方)から、

現在考えている仕事内容をざっくり伺いました。

(このクライアントの方は、これから今の仕事と並行して今後実現したい自分の仕事の具体性を考えていく・・・という段になっていくわけです)

 

まず、この「ざっくりと」でも、やりたいことのビジョンが自分の頭の中にちらほらしている人はとてもラッキーです 😉 

「実現したい方向性」「やりたいこと」が少しでもビジョンとして見えているのは素晴らしいことだと思います。

この部分は大前提としてあることは勿論なのです 😎 

 

 

しかし、問題はここからであることが多いのも事実です。

 

今まで私のレッスンなどでの経験上、

「ではそこから1歩進めて、もう少し具体的に考えみましょう」

という段になるとその朧げなビジョンに具体性を持たせることにものすごく苦慮するパターンもあります。

苦慮をするというか、正確にいうと「面倒臭がる」という方が近いように思います。

この辺りになると、初めて「産みの苦しみ」が出てくることが多いからです。

 

だけど、独立の経験がない人や仕事からしばらく離れている人、または言われたことはわかるけど自分で考えることが苦手・・・という場合は

・そもそもどんなことを具体化すれば良いのか

ということ自体がわからない、という場合も多いのです。

そういう人は、適当にブログを続けていればファンができて仕事が自然と舞い込むはず、後は成り行きでどうにかなるでしょう・・・という期待があります。

 

そして、事業計画や企画なんかよりも

「どれだけフォロワーを増やすか」

「どれだけ多くのいいねをもらうか」

「どれだけリッチで幸せそうでリア充そうに演出できるか」

などの方に関心があって、そっちの方が断然大事でしょ、

という価値観や基準の場合も多く、そういう人に限って何も具体策が進まず、

継続できる仕組みづくりもなく、気分次第で自分の事業の行方が見えたり消えたりすることを繰り返します。

 

 

しかし、独立した仕事をする希望があるならば、具体性を行動に移さない限り前進することはなく、

行動する時の「指針」になるものが方向性で、この方向性は実際に行動してみることでより具体的になったり、より自分に合うものが見えてくるわけです。

そしてこの時の「指針」の大きなヒントになるものは事業企画や計画であることは当たり前のことでもあります。

 

 

もちろん、計画だけ立てて後は行動しない・・・というのも問題ではあるのですが、企画や設計など具体性を持たせることを避け続けてしまうと

その後の仕事は結局、何もできずに終わります。

 

 

私は自分のレッスンや講座では「事業計画・企画」を作ることをお伝えしますし、実際そのワークもします。

これは、「その企画通りにその後ならなければダメ!」というもの、ということでご用意しているというよりは

今後その生徒さんが仕事をする時に設計したり企画する参考にしていただけることもありますし、

最初にそういうことを学んでおくことで企画や設計と行動を自分の仕事上でワンセットにすることに慣れるためでもあります。

 

 

個人事業を目指す人も、「何も会社を設立したり、融資を受けるわけではないからそんなものはいらない、作る必要なし・・・」

とは思わない方が良いです。

 

そして、多分こういう部分を避けたがる人は、多分青色申告(白色の場合も)とか、開業届とか、そういうのも最初にしないかもしれません。

 

つまり、本当に事業を実現・継続しようとは思っていない・・・

という範囲なのです。

 

 

せっかく「独立して仕事をしながら生活したい!」と思ったならば

面倒なこともありますが、事業を継続するために必要なこと、知っておいた方が良いこと、身につけた方が良いと思うことは実践した方が良いです。

 

特に、ビジネス経験がない人や商品設計・販売などがよくわからない・・・という人ほどきちんと事業計画・企画は考えていくことが大切だと思います。

 

 

 

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