【本の紹介】ダンス・ウィズ・ドラゴン

本を読んでいる間に夢の中に迷い込むような物語の本をご紹介したいと思います。

村山由佳さんの「ダンス・ウィズ・ドラゴン」です。

物語の始めから興味深い設定が出てきて、一気に読めてしまうストーリーです。

まず、吉祥寺にある有名な「井の頭公園」から舞台は始まります。

そこに時空・次元が異なると思われる、選ばれし者しか辿り着くことができない不思議な図書館がある、という設定です。

 

 

 

 

私も井の頭公園は行ったことがあるので、実際の公園とイメージ上の不思議な図書館に続く森の道を想像しながら読みました。

 

この本は龍(ドラゴン)の存在が重要なモチーフとなって物語が進みます。

 

輪廻転成、縁、愛、欲、業などを龍の存在と主な4人の登場人物によって絡めながら

「時間の流れ」「時空」、そして生きることなどに対する価値をも改めて考えさせられるようなお話。

 

この物語の中に、長野県御代田町の「龍神まつり」が出てきます。

 

 

私は子供の頃に軽井沢や御代田に近い場所に住んでいた時期がありました。(父が転勤族だったので)

にも関わらずこの龍神祭りのことは知らなかったのですが、真楽寺が龍神に関係するお寺だと知り興味が出てきたので、いずれ訪れることができたら良いなぁと思っています。

 

物語はこの龍神祭りの由縁にも登場人物やストーリーが絡まっていて、その部分もすごく面白く感じました。

 

本を読んでいる間中、ずっと誰かの夢に迷い込んだような気分になり、現実世界から離れるような、物語の中にどっぷり浸かるような感じに加え

「龍」という存在にも興味が惹かれるのです。

 

物語に使われている言葉や文も叙情的な感じがして、女性の作家さんが書いた物語特有の美しさがあるため

サラサラと読みつつも、物語の世界にどっぷりと浸かり、不思議な感覚になれるような・・・。

 

ただ、物語の展開方法や度々出てくる龍との性的描写等については賛否両論はあるかもしれないです。

私の印象としては物語全体を通して、美しいけれども少し残酷でもあり、優しくもある本でした。

 

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