スキンケアはつけすぎないことがポイントだと今では確信しています。
が、BC時代はそれはもう色々なものを塗りたくっていました 笑。
BCあるあるですが、会社から次から次へと色々なものが開発され誕生していくので、それらを試すためにどんどん化粧品が増えていくのです。
会社から支給されるものも少なくないですし、自分でも新商品を使いたくなるので買います。
きちんとそれらを自分の肌で実験して、効果や感触を確かめ、自分なりに商品の紹介を組み立てていくのです。
やはり自分で使用するのと、しないのとではご紹介する時の色々なことが変わります。
そうやって、スキンケアにしてもメイク品にしてもどんどん物が溢れていく・・・。そしてありとあらゆるアイテムを同時並行で使いながら、お金も時間もかけているので綺麗を磨いているような気になっている・・・。
今から思うとそんな感じがしてきます。
しかし、そういうことを繰り返している中で、肌体力が本当に向上したのか?
というと微妙に「?」だった気がします。
私はBCになる前は本当に肌体力がなくて、自分の肌の扱いに困り果てていました。
肌トラブルは子供時代からちょこちょこと出ていて、それは学生にありがちなニキビではなくて、冬になると相当酷い赤みや乾燥が主な悩みでした。
それがBCになって正しいスキンケアをするようになってから改善した部分も多かったので、会社員時代に自分のスキンケアに本気の疑問を持つことはあまりなかったのです。
それに大人の女性の場合、まぁまぁのお値段の化粧品を色々と使うことが一応美容を意識するならば避けることができないのだと思っていました。
しかし、今の考えは少し異なります。
大人の女性が美容を意識する時に、肌体力をあげることを考えなければなりません。
それは新陳代謝と血流を意識しつつ、少しのことで揺らがない肌を目指すことなのだと、この超基本を最近は根本的に一番重視することだと思っています。
やはり「少しのことで揺らぐ肌」というのは肌の状態が非常にデリケートになっているわけで、これには何かしらの原因があります。
内的な要因、外的な要因。どちらもが複雑に絡まり合って肌の悩みが加速します。
私は元々はこの「非常に揺らぎやすいデリケートで不安定な肌」の持ち主でした。
だからこそ学生時代は本当に困っていたし、BCの仕事をして色々な肌トラブルの対処法を理解し実践しても「揺らぎ肌」の度合いは一定のところまでの改善で打ち止めのような感じもありました。
色々改善はしたけど、注意していないと乾燥などが出てくる。
体と心の状態で肌荒れする。
また、何万もする化粧品をシリーズで揃えたのに、新しいものが出るとまた違うものを加えていく・・・という当たり前になっていた流れに、肌は本当にここまで手をかけなければ維持できないものなのか?という疑問もほんの少し心の片隅にありました。
仕事をしていてずっとお化粧をし、寝不足になれば肌が疲弊するのはある意味当たり前かもしれません。
私の場合具体的には
・夕方以降は肌が乾燥する
・帰りの電車で肌が痒い
・洗顔後にすぐに化粧水や美容液をつけないと砂漠のようにカピカピを感じる
などなどが会社員時代もありました。
そして、何かを向上させたいならば何かのアイテムをプラスすることに結局は意識が向き、アイテムを消費することにとりあえずの解決を求めるのでした。
しかし、今は本当に簡単なスキンケアをしていて、化粧品の使い方もBC時代とは敢えて変えていることが多々あります。
そして現在、基本的には美容雑誌の内容を重視してはいません 笑。
BC時代は仕事柄、色々とチェックしていました。
消費を促すプロモーションに意識をとらわれるよりも、自分の肌体力をあげるには自分の肌の様子をよく観察して基本的なことを大事にすることが一番なのです。
高い化粧品をずらっと揃えることよりも
・睡眠をしっかりとる
・食べ物のバランスを意識する
・お水をよく飲む
・血流を少しでも良くすることを取り入れてみる
・生理のリズムや様子に気をつける
・メイク落としや洗顔、保湿を自分に合うもので丁寧にする
・自分の肌の様子を毎日見て、触って微調整していく
・スキンケアもメイクもつけすぎない
これらが、結局は大事なのです。
美容は健康とセットです。
自律神経やホルモンバランスを整えることも美容の重要な側面なのです。
これらは化粧品でどうこうするよりも、日々の基本的な生活が絶対的な基礎となります。
そして、こういうことが安定すると肌が安定してきます。
心が安定し、生活を楽しみ、自分を大切にすることが、一番の美容アクションなのです。
過程が多すぎたり、お金と時間を消費しまくる美容活動には、多分いつか疑問を持つ時がきます。
心と生活と自分を大事にするバランスを考えて、一番自分が心地よく前向きに自分と向き合えるバランスを探すことが、肌の体力をつけて揺らぎを改善していく肝であると、今は確信して思っています。
化粧品にレスキューを求めるよりも、体から根本的に見直すことが本当に当たり前ですが重要なのです。
そして、自分の肌を良く観察してお手入れ時に丁寧に触っていることも大事です。手で肌を包み込むだけバリア機能が高まります。
心が悩みに支配されれば肌は老け込むし、腸環境が悪ければ肌が美しくはならないのです。なので、心と体のケアも大事な基礎です。
色々と化粧品を重ねてつけることをどんどん増やすよりも、スキンケアも適度な引き算をしないと本当の今の肌の体力の状態を見失いやすくなります。
鏡でよく見て肌の感触を自分の手で確かめ、毎日表情もチェックしてみましょう。
ニコッと鏡を見て無意識に下がる口角を上げます。
そして、肌がご機嫌なのか、SOSをどこかに発しているかを自分でよく観察します。
常に化粧品からの ”多大なサポート” がないとやっていけない肌というのは、どこか不安定さが抜けない原因となる気がします。
注意が必要なのは、自分の肌に必要なラインを見極めることです。
つけすぎは肌体力の向上にはならないけど、つけなさすぎ(お手入れしなさすぎ)も老化現象を加速させます。
肌は意識しなければあっという間に老けるものでもあります。
自分の肌を甘やかしすぎずに、でもほったらかしているのではないライン。
肌がきちんと保湿され、柔らかく良好な色を保てる健康さを維持できるお手入れはやはり必要なのです。
ここをおろそかにしては、自分の心もどこかひっそりと廃れていくのではないでしょうか。
「自力の綺麗な力」を皆誰もが持っていて、だけどそれは年齢と共にホルモンバランスの変化の波により、若い頃よりも維持が難しくなります。
だけど、「自力の力」を維持して育むには、それができる自分の適度なラインを日々観察しながら把握していくことが必要になるのだと思います。
「自力の力」を維持できるお手入れのために必要なことは、つけすぎないこと。
私も自分に負担にならずに、でも「自力の力」を育めるような按配をこれからも模索しながら、今後も試行錯誤を楽しみにたいと思います。
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