白猫しろろ、無事抜糸しました&野良猫を保護し家猫にするということ

昨日は朝からとても暑く(今日もですが)、国内では40度超えの場所もあったようですね 🙄 

そんな中、朝からしろろを手術をした病院に再度連れて行く予定がありました。

抜糸をしてもらうためです。

 

病院へつれていくために、まずは大きめの洗濯ネットにしろろを入れてからタオルで顔を隠しキャリーに入れます。(タオルで猫の視界を隠すと良い、というのは病院から教えてもらいました。ネットに入れてもしろろは持ち上げる時に足をばたつかせて暴れるので)

しろろは「シャーッ!」と激おこプンプン丸 👿 で怒ったものの、キャリーに入ってから病院までの車の中でも比較的大人しく、病院でも大人しかったです。

抜糸を終えて看護師さんからは「随分馴れましたね、お顔が優しくなった」と言われました。

帰りの車でも大人しく、帰宅してから私がキャリーを開けてネットも外したら、そそくさと直ぐさまソファーの下へin。

それから昨日もほとんどソファーの下で過ごし、今日も朝からソファーの下で寝ています。ご飯は一応食べてくれています。

ソファーの下は狭くて暗くて落ち着くのかな?今日掃除機をかけた時にできればどいて欲しかったのだけど、かなり近くまでそっと掃除機が迫ってもどかず・・・。ソファーの下の一番奥で動かず・・・でした 🙄 

まずは居間にしている畳の部屋とキッチンを自由に歩けるようにしているのですが、ほとんどを畳の部屋のソファーの下で過ごすしろろくんです。

左の前足が神経が通らず使えない状態なので、あまり高い場所に登ったり走り回ったり・・・ということは現状できなくなっています。

左手が今後このままなのか、神経が回復して動くようになるのかはわからないそうです。

歩く時は左手を浮かして、お手手のところは内側に曲がったまま引きずるようにして歩きますが、骨折などはしておらず神経が働かない状態なので動かすことができないのです。(見た目はまるで骨折したかのような感じですが)

 

猫にとって非常にストレスとなるエリザベスカラーが昨日取れて、ケージからも解放されたので、ほとんど鳴くことはなくて、たまに「フゥーン・・・」と甘えたような声を出します。

一昨日までは一度スイッチが入るとしばらく泣き続けたり、カラーを取ろうとして首を振ったりすることもあったのですが、それがなくなったのでリラックするしているように見えます。

しかし今日掃除などを終えて私の朝食の準備をする前に、しろろがソファーの下から出てきてお部屋を少し歩いて、窓の所に行って脱走できないかどうかをチェックし、

「お外に出してよ!」と訴えるような感じで少しだけ鳴いたので、なんとも言えない気持ちになりました。

ケージにいる時もたまに外を見て「出たいよ」と伝えているようだったし、しろろの中で「外より家の方がいい」となるまでにどれくらいの期間を要するか・・・今の所よくわかりません。

外に出たいと駄々をこねて暴れて騒ぎまくる、ということはないものの(7月に病院へ連れて行くことを目標に捕獲のため家に入れた初日はありました)

窓の側に行って「出れない」と悟り、少しガッカリした感じでソファーの下に戻る姿を見ると・・・

本当に複雑な気分になるのです。

 

思えば、今まで既に他界してしまった元野良の他の子達に対しても「いずれ家猫にしたい」と思いながらも、急に家に閉じ込めることを「ナレちゃん」というハチワレの女の子の時に失敗しているので、

・無理矢理ではなく

・時間をかけてスキンシップやコミュニケーションを増やして

・家に招き入れる時間を増やし

・家に入ることに違和感がなくなってからストレスが極力ない方法で家猫化したい

と思うようになりました。

それは本当に長期戦だな・・・と思うことは多く、触れるようになったから簡単にできるとか、そういう問題ではないのです。(野良猫の扱いにすごく馴れていたり上手な達人ならば別ですが)

しかし、しろろの場合はいつまで経ってもこちらで招き入れようとしても家の中に興味津々で入ってくるということがなく、(数年前に他界したナレちゃんは家の中に入って一定時間ならば一緒に遊ぶこともできたのですが)

最近になりご飯だけなんとかキッチンの窓から家の床に上がってもらって、そこで食べてもらう、というのをトレーニングしていました。

 

このことがあったので、7月にご飯の時に家の中に捕獲することがやっとできたのです。

7月のどこかの時点で恐らく交通事故にあったのだと思うけど、最初はどこをどう怪我をしたり骨折しているのか、よく判断がつかないような感じでした。

ある日左手を浮かして歩くようになったので、「捻挫か骨折なのか・・・?」と心配して病院へ連れて行ったら、「胸骨の難しい場所を脱臼している、手よりもこっちの問題が深刻。この場所はなかなか手術できない、さて、どうするか・・・」となったのです。

*肺に脱臼してズレた骨が刺さると命に関わる、と最初の病院で言われたのですが、手術をしてくれた外科専門の病院の先生の話だと「肺には刺さらないのでは・・・」と言われました。しかし、本人は相当痛いはずだし今後生きる上でも危ない場所ではあるので、すごい高額手術になってしまいましたが・・・手術に踏み切りました。

(料金は提示されてびっくり・・・覚悟していた料金よりさらに高いし、手術費用ではなくて検査費用と称するものだけで何十万・・・そこに手術費も加わり・・・今でもその何十万の検査はなぜに必要だったのかがすごく疑問で。ものすごく高い機械を購入している病院側がそれを使う名目でとんでもない金額をかなり余計に取っているように思う・・・。現に必要だったレントゲンは最初の病院で取ったもので間に合っていたようだったし・・・。すごく高度な機械で検査した上でわかったことも特に教えてもらえなかった。というか、それほど新たにわかったことはないのでは・・・と思う。ものすごい機械とやらで検査をしないと手術はしてもらえないというシステムだったので、手術をして欲しいならばこちらに検査の有無の選択肢はない

今はボルトで正しい位置に骨を固定してもらい、あとは2ヶ月くらいかけて無事胸骨が自然にくっつくのを待てば良いことになりその部分は解決したので、納得いかない面もあったけど・・・しろろの今後を思えば手術をする決断をしてよかったと思っています。

なんだか様子がおかしくなったことに気づいてからも、結構動くこともできたりしていたので、猫はこういうことを隠すことを本当に必死にするのだな・・・と思います。

現に、7月家の敷地内で外で捕獲しようとした時も1回失敗をしてすごい速さで逃げられてしまったし。(怪我をしているのにいざとなれば必死に逃げる!)

また、ご飯を食べている時に窓を閉めようとしたちょっとした動きを察知して俊敏に逃げられてしまうので、色々考えて・・・

ご飯を食べ始めたらまず窓を閉めるのではなく、DIY用のアルミのネットでそっと網戸のところを塞ぐようにすばやく置き、それから窓を閉める、というようにしたらやっと成功しました。(保護したい猫がいる方に良かったら参考にしていただきたいです)

 

なので結果的に、すぐに病院へ連れて行く必要性にかられて急に家猫化計画を急速に断行しなければならなくなり、猫のストレスが本当に心配だったのですが・・・。

 

なにはともあれ、思っていたより今はリラックスしてくれている様子が昨日からさらに増えたので、私の方も複雑な気持ちにかられる時もあるけど、とにかく信じるしかない、という感じです。

「家もまぁいっか・・・」と思ってくれて、外に出れなくてガッカリする様子が消えるまで・・・多分私がそれを見ながら複雑な思いを感じることはもう仕方がないけど、しろろの安全のためにはもう絶対外には出せない。

 

私の方で複雑な気分をちらっと感じてしまう時は、動画に頼ります。

野良猫を家猫にした記録の動画とか、保護猫活動をしている人の動画とか。

 

 

野良猫を保護する時に、子猫を保護したり家猫化するのか、それとも成猫なのかで難易度は違うと思います。

でもどちらの場合でもなるべく猫のストレスを軽減させてあげるようにする努力と愛情が人間側には本当に必要なことだと思いながらまだまだ試行錯誤です。

でも一緒にお部屋で過ごすことができるようになったことは本当に嬉しいです。

ソファーの下に手を伸ばして優しく撫でてスキンシップをする程度しか今はできないけど。

 

いずれは膝にのってきてくれるようになれるかな・・・。そこまで安心してもらえるようになって欲しい。

 

猫の動画のコメント欄とか、yahoo!の知恵袋とか、猫関連のをすごく見ていると、その中には残念だったり悲しい書き込みも時にあったりします。

猫を保護するとかって本当に覚悟は必要だと思うし、その猫の状態によってはお金も労力も色々必要です。

そして今まで野良だった子は猫にも犬にも彼らが「自分はこうしたい」「自分はこれに馴れている」という生活があるから、人間側も戸惑ったり迷ったりすることも正直多いです。

でも、そういう難しさや悩み以上に幸せや愛情を共有できる存在が動物だとも思いますし、時間と愛情で徐々に表情や態度が変化していく子が沢山います。

試行錯誤の過程で、時に複雑な気持ちを人間側が感じても良いと思っています。

絶対にそればかりではないので。

実際はその子と一緒にいるということは幸せな瞬間の積み重ねであり、面倒ごとより勝るものでもあります。

 

 

動物を迎え入れる時に絶対に最後まで愛情を注ぎ続けることと守って行く覚悟だけは本当に必要だけど、過酷な状況だったり身寄りがなくて愛情を得ることができない子が少しでも減る世の中であって欲しいです。

人間と動物が共存できるシステムももっと必要だと思うし、人間だけがこの世界に住まわせてもらっているわけでもないし、生体売買も本当になくなって欲しい。もちろん虐待なども絶対に。

 

もし、猫や犬を迎え入れたいとか、保護したいという思いが出てきた人や、そういうタイミングに、こういう記事が何か参考になることもあるかもしれないので(私も参考にさせてもらった)、今日はこういうことをつらつらと書いてみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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